中学生職場体験 2016

11月8日~10日、今年は4名の生徒さんを受け入れ、例年どおり約40㎝のミニゆかたを製作してもらいました。

担当された男性の先生は、ほんとうに仕上げることが出来るのかとても心配されていましたが、最終日の午後、出来上がったかわいいきものを見て生徒さんたち以上に感動されていました。dscf1687

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人形の着物

人形作家 江村あるめ さん の依頼で、人形の着物と帯を制作しました。

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着物の身丈は55㎝程と小さい寸法ですが、重ね着を付けて本格的に仕立てています。

着付けも糸などでとめずに私たちが着るのと同じように着せています。

衿襦袢も着ていますよ。

江村さんと着物の寸法や色合わせを相談しながら楽しく仕立てることが出来ました。

emuraarume02emuraarume01   人形の写真撮影は江村さんです。

お宮参りの祝い着を七五三用に直す

お宮参りの祝い着は古い時代からの装束に則り、袖口側が大きく開いた「広袖」という形になっています。

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七五三の晴れ着にするには、袖口の下を縫い、袖底に丸みを入れた袖の形に直します。

現在まで受け継がれたこの袖の形を、専門的には「広袖」に対して「小袖」といいます。

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ピンクの重ね着の衿には、子供用の刺繍の入った半衿をかけます。

着丈と着裄(きゆき)をはかり、身あげ、肩あげをします。

紐の位置もお子様の成長に合わせて、少し下に付け替えます。

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浴衣を自分で手洗いしましょう

浴衣を写真のように袖だたみにしてタライや洗たく槽の中に入れます。

おしゃれ着洗いの洗剤を薄めに入れてやさしく手で押し洗いにします。

2~3回手で押しながらすすぎます。

ソフトな液体のりでのりづけし、軽く脱水します。DSCF1012

☆最後まで、浴衣は初めにたたんだ形をキープするのがポイントです。

 

物干しさおに写真のように掛けます。DSCF1009

袖がだらりとならないように洗たくバサミで留めます。

時間を見計らって反対向きに干します。

 

半乾きになってから、きものハンガーに吊るします。DSCF1011

 

洗えるきものや襦袢もこのように洗たくすると生地の風合いも傷めず、洗たくによる小じわも少ないので、軽いアイロン仕上げでOKです。

 

仕立て上がり(既製品)のゆかた

きものを楽しむ初めの一歩として最適なアイテムがゆかたです。

仕立て上がりのゆかたも安価なものから上質なものまで数多く販売されるようになりました。

思い立ったらすぐに着用できるのがいいですね。

でも、表示サイズが大まかですので購入する時に注意しましょう。

ご自分の身丈に合っていないと着付けにも手間どりすっきりと着こなせません。

ゆかたの身丈なおしは、2,000円で承っていますのでお気軽にお問い合わせください。

自分にぴったりの身丈(みたけ)とは?

女性は自分の身長と同じでOKです。

着物を着る時に、たくし上げて調節する「おはしょり」が、ちょうど頭の部分をプラスすることになります。

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男性は首のグリグリの所から足首のグリグリの下まで実寸を計りましょう。

肩や胸に厚みのある人、お腹まわりのふくよかな人はプラスアルファが必要です。

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モデルは全国スポレク大会なら’95のマスコットキャラクター「ことちゃん」

今も大切にしています。

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反物から仕立てる子供物のゆかた

和裁で子供物とは、身長120㎝ぐらいまで着られる着物(仕立て方)のことをいいます。

昭和の時代、子供物用の反物は、身長に応じて裁断してもらって購入することが出来ましたが、現在では大人用のゆかた地(一反)から比較的小さな柄を選んで仕立てています。

インターネット通販でも1~2才用の反物は柄も豊富に販売されていますが、それ以上の年齢のものは、好みもあって、なかなか難しいようです。

身長120㎝で約8m必要ですので、一反の2/3を使うことになります。

男物絞りゆかた生地(部分)

写真は、男物絞りゆかた生地(部分)

お気に入りの生地で仕立てる子供物のゆかた

お気に入りのキャラクターなどがプリントされた生地で、子供物のゆかたを仕立てませんか。かわいさも“ひとしお”です。

必要な用布(90㎝幅)は

1~2才用 身長×2の長さ

3~7才用 身長×2+(70㎝~1m)の長さ

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写真は2才用のゆかたです。

「くけ台」と「掛(か)け針」

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布に張りをもたせ「縫う」「くける」の作業を補助してくれる和裁の道具です。

和裁に限らず手縫いには必要な道具で、小学校で購入する裁縫箱にも入っていたのですが、意識の薄れからか、購入代金等の理由からか、何時の間にか裁縫箱から消えてしまいました。残念なことです。

くけ台は、座布団の下に敷いて使う本格的なものと、テーブルに取り付けて使う机上くけ台があります。

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布をはさむ蛙みたいな形をした金属製のものを掛け針といいます。

この名前って何?と思いませんか。針ってどこにもありませんから。

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実は金属製の便利なものが出来る以前は、写真のように、くけ台には輪にした紐を付けて置き、布にさした針に引っ掛けて使っていたからです。

検針器

お仕立ての仕事で最後に必要なものがこの検針器です。

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写真のように畳んだ着物をこの検針器の上でゆっくり動かします。

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針が入っているとブザーで知らせてくれます。

5mm程の金属片も感知する優れものです。

この検針器が無かったら仕事の始めと終わりに針の数をかぞえて確認するという方法しかありません。とても頼りになる相棒です。