針に感謝・針供養祭

晴天に恵まれた2月8日 大阪天満宮境内、吉備社において針供養祭が行われました。

吉備社は遣唐使として唐に渡り、わが国の工芸技術や文化の発展に貢献 したとされる

朝臣吉備真備公を主神として祀っています。

  

 

 

綿入れ袢天

新年おめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

暖冬とは言っても、やはり厳しい寒さがやってきました。

ちょっと贅沢ですが、大島紬で仕立てた軽くて暖かい綿入れ袢天です。

パネル展

CHRISTMAS FESTIVAL 2023が大和高田市民交流センターで開催され、「手仕事きものクラブ」としての活動を展示して頂きました。

少人数ですが、丸いテーブルを囲んで楽しく縫っています。

 

職場体験!!

4年ぶりに地元中学校の職場体験学習が実施されました。

今年は、ウールの生地で40㎝程の小さな着物を実習してもらいました。

仕上がった着物を生徒さんが持参されたぬいぐるみに着せてみました。

   

学園祭!!

奈良芸術短期大学の学園祭が開催されました。

9月に染織コースの学生さんに仮絵羽の仕立て方を指導しました。

デザイン~染める~仕立てまで、自らの手で仕上げた学生さんたちの着物の展示もありました。

こちらの大学では着物の制作を、本格的に取り組まれています。

お月見!!

9月29日は中秋の名月です。

旧暦8月15日の月のことで、一年でもっとも明るく美しいとされています。

なので、満月とはかぎらないのですが、今年はちょうど満月にあたるそうです。

各地で伝統行事や観月会も再開されます。

着物でお出掛けするのもよし。

ススキを飾り、お団子や里芋をお供えして、お家でゆっくりするもよし。

秋深まる宵にお月様を愛でて、風雅なひとときを過しましょう。

 

阿波しじら!!

お盆も過ぎ、早生の稲穂も実り初めましたが、まだまだ暑い日が続くようです。

このような季節は「阿波しじら」がお薦めです。

徳島県が産地の木綿織物です。

布面のポコポコとした「しぼ」が肌触りの良い着心地です。

ちゃんと長襦袢を着ても、先月紹介したように重ね衿を付けただけの着方でも、気軽な街着として重宝します。

 

たて縞を中心にたくさんの柄があります。

 

 

ゆかたを楽しむ!!

各地の夏祭りやイベントも例年どおり開催されるようになり、是非ゆかたでお出掛けしたいものです。

ゆかたは肌着の上に一枚で着用するものですが、衿付きの半襦袢に手ぬぐいで半衿を掛けて着用すると、襟元が華やぎます。

下半身は足さばきの良いキュロットペチコートの着用をおすすめします。

また手ぬぐいを四ツ折りにして、伊達衿としてゆかたの衿に重ねて付けるのもお薦めです。

 

ギャラリー猫亀屋!!

南海本線みさき公園駅から長松自然海岸の方に出ると、自らも作家活動をされている今泉ご夫妻が運営するギャラリー猫亀屋さんがあります。

毎年この時期は『アートを着よう』夏の元気なTシャツ展が行われています。作家の皆さんの技法を駆使したTシャツを楽しみに時々おじゃましています。

私の住んでいる奈良からは少し遠いのですが、盆地で生まれ育っているので幾つになっても「わッ~海だ!!」と感激してしまう楽しみもあります。

牡丹の花と獅子!!

今月の初旬、久しぶりに長谷寺に参詣しました。

庭の牡丹の花は咲き終わっていましたが、鉢植えの花は美しく咲き誇っていました。

牡丹の花は獅子と一緒に描かれ、古くから調度品などの図案に用いられています。

刺青のイメージもありますね。

百花の王である牡丹と百獣の王である獅子の縁起の良い組み合わせ。

また、「獅子身中の虫」の諺からの由来との説があります。

写真のショールは、大正15年生まれの伯母から頂いたビロードのショールです。

時代背景もあり、女性の着物や帯にも、牡丹と獅子の図案が多くあったと聞いています。

(ショールのフリンジと裏地は新しくしています。)