白黒の写真で判りにくいですが、きものを縫う女性たちの右側にあるのがくけ台です。
布に張りを持たせ「縫う・くける」の作業効率を高めてくれる道具です。
座っての作業では座布団に敷いて使いますが、机に挟んで手軽に使える便利なものもあります。
「和裁のおけいこ(1)は2022年2月投稿」
「S32年光文社発行 藤田とら著「和服裁縫」口絵より」
奈良で和服のお仕立て・お直しなら森和裁工房(奈良県磯城郡田原本町)
地元に本店のある信用金庫のカレンダーに、針に糸を通す女性の絵がありました。
日本を代表する女流画家上村松園(明治8年~昭和24年)の作品で、題名は「娘」です。
裁縫は必須の女性の教養でした。
上村松園さんは晩年、一般女性の日常生活を格調高く描いています。
☆過去の投稿も参照ください。関連記事 2019年6月 身支度
2019年6月 – 奈良 和服のお仕立て・お直し 森和裁工房 (mori-wasai.com)
奈良中央信用金庫 2021年カレンダー
「娘」昭和17年 山種美術館所蔵
左の絵 「夕暮」昭和16年 右の絵 「晩秋」昭和18年
京都府立鴨沂(おうき)高校所蔵 大阪市立美術館所蔵