紬で街へ!!

大阪和服縫製協同組合の行事で、新歌舞伎座へ観劇に出掛けました。

きもの姿の方も、多くいらっしゃいました。

気軽なお出掛けには、紬のきものが重宝します。

それぞれの産地では、伝統的な織の技法が受け継がれています。

お気に入りの紬を見つけましょう。

針は旅のお土産!!

逢坂の関跡近くに、針が土産物であったと記した標識がありました。

江戸時代後期には、庶民も参詣や湯治に街道を行き来するようになりますが、嵩張らず、女性(家庭)の必需品である縫い針は、お土産として最適だったのでしょう。

 

 

現在の街道

 

現在も昔と変わらない包紙と番号で販売されています。

ぎおん祭 ~7月19・20日~

私の町にも、古くから「田原本の祇園さん」と親しまれている、ぎおん祭があり、町内外から集まった大勢の人々で賑わいます。

時代の流れで、20時終了は寂しいですが、多くの協賛で毎年盛大に開催されることに感謝です。

 

 

絞り染(思いは同じ 世界共通)

絞り染の起源は、ある文明の地域から伝播したのではなく、世界各地の民族で自然発生的に始まったと云われています。「無地だけじゃ つまらない!!」何とか模様を表現したい気持ちは、みんな一緒ですね。

大阪関西万博ギニアの展示 

北西アフリカの絞り染は、女性のスカートに用いられ、模様も豊富にあるそうです。

 

日本の絞りの技法16選

家庭画報 保存版「きものに強くなる」(1990年発行)より

絞りの裏打ち

伝統的な絞りの着物には裏打ちが施されています。

小さく摘まんで、糸で括ってから染める絞りの着物は、糸を解くと布幅が3分の1程になります。

それを粒の凹凸が程良く残るように、布を一定の幅に伸ばしていきます。

そして、そのシルエットを保つために、薄い別布を当てて、一針ずつ糸で留めているのが裏打ちです。

一般的には目にすることのない工程ですが、絞りの着物には、幾つもの熟練の技と膨大な手間が掛っています。