庭間建築の装飾(1)

丁子(ちょうじ)文様

京都御苑内の拾翠亭(しょうすいてい)を見学する機会がありました。

この建物は江戸時代後期に建築された九條家の遺構で、公家の生活文化を偲ぶ貴重なものとされています。

二階広間の窓には丁子文様の装飾がありました。

丁子は、香料クローブのことで香の力で邪気を払うと考えられ、宝尽くしの文様の一つとして、着物の文様にも使われています。