私の町では中世の史実を基に流鏑馬を「まつり」として復活させました。
約250mの馬場を全力疾走する馬上から弓を放つ勇壮な姿は感動的でした。
射手の装束は鎌倉時代からの武士が狩をする時の姿で、腰には鹿葦の覆い野を着けています。
また、江戸時代には徳川吉宗公の命により考案された(流鏑馬の普及のため)軽装な装束も拝見できました。
行事を執行されたのは弓馬術礼法の伝統を継承している小笠原教場の方々です。
奈良で和服のお仕立て・お直しなら森和裁工房(奈良県磯城郡田原本町)
今年も幾つかのお直しをさせていただきました。
ご依頼を受けるとお子様も一緒に当方に来てもらうのですが、多くの三歳児はこんな感じです。
(今日は家族でお出掛けだ)と思っていたら知らないお家に着きました。
大人たちが挨拶をし、靴を脱がされ一緒に部屋に入ります。
(何が始まるのだろう?わくわく!!)と思っていたら「ちゃんと立ちなさい」とか「手を伸ばして」とかママに言われて(何だか嫌な予感。ひょっとして痛いことされるかも)
何とかなだめてもらって寸法を確認します。ホッとして、もっとここにいるのかと思ったら(えっ?もう帰るの?!!)
そして、仕上がりの日には玄関でお渡しするのですが(この前に来た家だ!!)自分から靴を脱いでもう上がっている子もいます。パパやママから「駄目よ」と言われて(えっ?何で上がらないの)しぶしぶ靴を履いて帰って行きます。(この家って何なの?)
みんな元気に大きくなってネ!!
歌手の橋幸夫さんがこの春京都芸術大学通信教育部に入学され、入学式に黒紋付の和服で出席されました。
紋はご自身の父母両家の家紋を組み合わせたオリジナルなもので芸紋としてデビュー当時から使われているそうです。
また、家紋に限らず、校章・社章・市町村章などの紋章も共同体の象徴として私たちの身近にあります。
紋は動植物を図案化したものが多く、日本人が古代から自然と融合して文化を築いてきた事が分かります。
紋を衣服や道具類に付けることで「何かを意識する」ことが大切なのかなと思います。